Birthday present
ブリーガルの村外れの一本道をクロノアはケーキの入った箱を片手に歩いていた。
今日はヒューポーの誕生日なので、ケーキを買いに遠くのケーキ屋まで行っていたのだ。
クロノアは鼻歌を歌いつつも、ケーキを気づかって歩調はゆっくりだった。
クロノアは家の玄関前に到着した。玄関の前でケーキが無事かを確認し(ケーキは無事だった)取っ手に手をかけた。
「ただいまー!」
勢いよく扉を開けた。
クロノアは手に持っているケーキの箱を危うく落としそうになった。
ヒューポーが服を脱いで椅子に腰掛けていたのだ。眼は何処か遠くを見つめている。ヒューポーはクロノアが帰った事に気付くとクロノアを見つめた。
クロノアは口をポカーンと開けたままその場に立っていた。
なんで元の姿に戻ってるんだ?…いや、指摘すべきところはそこじゃない…
「なんで服脱いでるの……?」
いたって「健康」な親友が帰ったら突然服を脱いでいたら誰だって動揺するだろう。ヒューポーはクロノアを見つめたまま何もしゃべらない。
クロノアは机にケーキを置いてヒューポーの顔に目線を戻した。そして、だんだんと目線を下げていった。
だんだん下げて…あ、ヒューポーのってちっちゃ----
バカ-----!!クロノアは変なところへ目線をやった自分を罵った。
それにしてもなんで服を脱いでるんだ?今は冬だぞ・・
クロノアがしどろもどろしているとヒューポーが静かに口を開いた。
「おかえり。」
突如話しかけてきた事に驚きつつ、いつものように軽い口調を装って「ただいま」と返事をした。
とりあえずクロノアはケーキをのせる皿を出すためにガラス棚に駆け寄り、皿を出した。
「プレゼントきまったよ。」
なんだ、僕からのプレゼントを何にしようか考えてたんだ。「なにがいい?」クロノアは少しほっとして皿を机に運ぼうとした。
「君の体。」
ガシャーン クロノアの手から皿が落ちて、大きな音を出して割れた。しかしクロノアは皿など気にも止めずヒューポーの方を向いて心配そうに叫んだ。
「今日のヒューポー少し変だよ!」「ごめん、こんな唐突に言ったらビックリしちゃうよね・・じゃあ、今日だけ僕のモノになって---」
クロノアはヒューポーがしゃべり終わる前に台所へ走っていき、コップに水を入れ、棚から薬を出して来た。
ヒューポーは薬をじっと見つめた後に言った。
「媚薬?」「そんなわけないでしょー!精神安定剤!飲んで!」
しかしヒューポーは何も言わずに立ちあがり、クロノアのベッドに歩いていくと座って、手招きをした。
クロノアはベッドに歩み寄っている自分に気付いた。もう、なるようになっちゃえ。
クロノアはベッドに倒れこんだ。ヒューポーはニコッと微笑んでクロノアの首輪の金具を外して首輪を床に置いた。
ヒューポーは突然クロノアの鼻を嘗めた。クロノアは驚いて「ひゃぁ」と声をあげた。
するとヒューポーはクスッと笑って舌の位置を少しづつ下にずらしていき、唇の上で止めた。
クロノアはこれが「口を開けろ」という意味だと気付きゆっくりと口を開けた。
ヒューポーって案外回りくどいなのかなぁと思った矢先だった。
ヒューポーの舌がクロノアの口の中で暴れ始めた。「んぐっ・・ん・・」クロノアは眼を瞑り毛布を握り締めた。
ヒューポーがクロノアに覆い被さった。ヒューポーの股間とクロノアの下っ腹がピッタリとくっ付きヒューポーの液がクロノアを濡らした。
クロノアの毛で蓋われたお腹とヒューポーのつるつるの股間が擦れ合い快感を与え、液がビチャビチャと音をたてた。
この音は2人をさらに興奮させ、顔を紅潮させた。
「はぁ・・・はぁ・・・」クロノアが舌と唾液を吸われて興奮していると突然吸引が止まった。ヒューポーはクロノアの口から舌を出した。
クロノアは眼を開き「もうおしまい?」と言いかけた時、胸に何か気持ちいいものが触れるのを感じた。
ヒューポーがクロノアの胸に顔を押し付けてペロペロと嘗め始めた。ヒューポーはアイスクリームを嘗めるかのように幸せそうな表情をしている。
こんなに気持ちいいことをなんでもっと早くしなかったのかと思った。クロノアの腕、耳、足の全てが胸を刺激する気持ち良さで震えた。
ヒューポーは「美味しかった・・・・・」とつぶやくと今度はクロノアの胸に耳をあてた。「こんなにドキドキしてどうしたの〜」
ヒューポーは意地悪っぽくそう言ってベチャベチャになったクロノアの胸と自分の耳を擦り合せた。
クロノアは「ヒューポーのせいだ」と興奮で息を荒げながら言った。
「じゃあお詫びにいいことさせてあげる。」
そう言うとヒューポーは体の向きを変えた。クロノアの顎のしたにはヒューポーの股間の穴があり、ヒューポーの顔の横にはクロノアのズボンを突き破りそうな勢いで直立しているモノがある。
「チャック開けなよ。」そう言ってヒューポーはクロノアの直立しているモノの先端をこちょこちょとこちょばした。今のクロノアはそれだけでもかなりの快感を感じてしまい、「ふにゅ・・ぅ」と喘ぎ声をあげた。
クロノアはチャックをゆっくりと外した。直立しているモノは勢いよく飛び出し、挨拶がわりに液を飛ばしてヒューポーの手と口元を濡らした。ヒューポーはすかさず口元についた液を丁寧に啜った。
「手袋も外して。」ヒューポーが液を味わいながら言った。
クロノアは片方の手袋を外して床に落とした。「外したよ。」「・・それじゃあ入れて。」
クロノアはドキドキしながら首をおこしてヒューポーの穴を確認した。クロノアの心臓は今や腹を突き破りそうなほどに動いている。
うわぁちっちゃいなぁ! ヒューポーの穴の小ささに驚いた。自分の大きな指を入れちゃっても大丈夫なのかという考えも浮かんだが、この小さな穴に押し込みたいという気持ちの方が勝った。
クロノアは3本の指を穴の手前まで入れた。(ヒューポーが軽く声をあげた)
クロノアも指先から伝わる快感に息が上がりっぱなしだった。
クロノアの中指が穴に入っていった。ヒューポーの穴って伸縮きくなぁ・・あ、あ・・指が・・
感触の前に入れたという事が快感だった。その快感の後、穴の感触で全身が震えた。
一方ヒューポーも快楽の痛みに声をあげていた。
「クロノア…もっと…」ヒューポーが弱弱しく言った。クロノアはさらに奥へと入れた。
「ああ…… !クロノア抜いて!」ヒューポーが突然叫んだ。クロノアは我にかえってすぐさま抜いた。
「だ、大丈夫!?」
クロノアがおきあがろうとした。しかしヒューポーはそれを阻止し、再び体の向きを変えた。
汗だくで紅潮しているクロノアの顔の横にはヒューポーの紅潮し汗と涙にまみれた顔がある。
「本当に大丈夫なの・・・?」「大丈夫。ちょっと疲れただけ・・それより最高のプレゼントありがとう・・」「どういたしまして。」
クロノアは愛情を込めてヒューポーを抱きしめた。
おわり